安全基準値の根拠としている放射線計測器、実態はお寒い状態

http://chikyuza.net/n/archives/15691

抜粋>

LB2045 ガンマスペクトルメーター(ドイツ製ベルトルード社 約300万円)でも、ヨウ素とセシウムは分けて検出可能でも、セシウム134とセシウム137は分けられない。

 日本政府や自治体を始め民間で使用されている計測器の場合は、日本政府が勝手に設定した暫定基準値がセシウムは500ベクレル(Bq)/Kg。このLB2045 ガンマスペクトルメーターではセシウム137の子どものドイツの基準値4ベクレル(Bq)/Kgと大人のドイツの基準値8ベクレル(Bq)/Kgまで対応できるように、検出限界値は1ベクレル(Bq)/Kgまで計測可能。しかるにわが国政府や自治体を始め民間で使用されている計測器の場合は、そこまでの精度は無く、お粗末な場合は、500ベクレル(Bq)/Kg未満の場合だと、たとえ499ベクレル(Bq)/Kgの放射線量であっても計測不能(NDと表示される)としか表示されない。

 更に、このドイツ製のLB2045 ガンマスペクトルメーターさえ、測定可能な放射線核種はヨウ素、セシウム以外でも約50種類以内まで。原子炉から出る放射性物質の核種約120種類の6割以上が計測されない。更に、毎年最低1回必要な「ゼロ点調整」には、同じ新製品購入額の約半額相当のメンテナンス料か要る、シロモノ!

 アメリカ製やフランス製の放射線検出器では、初めから計測不可能な核種があることは、業界では周知のこと。沖縄の飛島に駐留米軍が演習と称して劣化ウラン弾を1300発程投下した後、放射線計測器で測定しても、放射線核種のウランは全く計測されなかったという。計測されないのは当たり前。最初からウランなどの核種は計測できない計測器を持ち込んでいたからである。放射能対策には万全であるはずの最新精鋭米軍部隊ですら、この程度である。いわんや民間や自治体の計測機など、どの程度の信頼性があるというのか。肌寒い思いである。

 こんな高額で当てにならない放射線計測器を使っての安全基準値、それも、しかも「暫定」の安全基準値の放射線測定結果を、あなたは「鵜呑みしてる(させられている)」だけではないの?

 ちなみに、この「暫定」という言葉で「限定」させてあるところも、クセもの!

(1)福島第一原発事故発生という緊急非常時に際して「とりあえず設定はした」が、事態が収束したと思われる頃に「値を小さく、より厳密に修正する可能性がある」・・・という含みを持たせた「やむを得ない緊急非常時の値」という意味

(2)今後事態が更に悪化し、第2、第3の大規模な事故が常時、一層の高濃度の放射性物質が飛散するような場合が生じた場合でも、現行の200ミリシーベルト(mSv)の「値を更に大きく。より緩い(より危険な高濃度の)値に修正する可能性もある」・・・との含みも待たせた意味

(3)元々、わが国(日本)では、海外からの輸入農産物以外には、全く放射能汚染安全基準値の概念も数値も存在しなかったので、事故発生に直面し、急遽あわてて、ドロナワ式に設定した「にわかづくりの値」・・との意味も含ませている。

 ただそれだけの値、安全基準値などではなく、「まず初めに原発ありき・・」を不動の大前提とした「我慢強要値」・・・それが今の放射能の「暫定安全基準値」なのです!

この点は、くれぐれも、勘違いしないで欲しいものだ。
 こうした「お粗末なシロモノ」の放射線計測器、「暫定安全基準値」でしかないことからも、前述の山下某教授といった連中の言うことの間違い、欺瞞性、インチキ性は明らかにされた筈!

この記事へのコメント

2011年10月28日 21:37
貴重な情報を ありがとうございます!
 
  やはり 実態は そのようなものでしたか!!

    自分が心配していたようなお粗末な実態でしたねッ!!!

      実家(福島県)から送られてきたお米の

        いろいろな測定値が 知りたいです!!!

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